今は「自己実現の時代」だ、と言われています。これに関連して、「マズローの欲求五段階説」というのがあります。これは、アメリカの心理学者A・マズローが唱えたもので、
1.生理的欲求、2.安全の欲求、3.社会的欲求、4.自尊の欲求、5.自己実現の欲求という五段階に体系化したもので、マズローはそれらの欲求は段階的に発達すると説きました。

という五段階に体系化したもので、マズローはそれらの欲求は段階的に発達すると説きました。
この五段階説の最高位に位置する「自己実現」とは、マズローに言わせると「脳力や素質を十分に活かし、完全なる自己を実現する」ということになります。つまり、自分の内なる可能性を現実にすることの喜び、できなかったことができるようになる喜びまで到達するということです。
先の見えない社会で生き延びるには、自己を開発するしかありません。とはいえ、それだけではあまりにも次元が低くなる可能性があります。それをテコに飛躍的な自己実現を目ざしてこそ、一度しかない人生を有意義に過ごせるというものです。
ここで、「自己実現」とは一体どういう意味なのか、ということについて簡単に触れてみたいと思います。自己実現とは、マズローの定義にもありますように、端的に言えば人間性の最高の高みに昇ることです。
しかし、より現実的かつ詩的にいえば次のようなことでしょう。L・ビンスワンガー(スイスの精神病理学者。1881〜1966)は言います。
『私たちのはるか先、澄(す)み渡った紺碧(こんぺき)の空に姿さえさだかでなく、ひばりが啼(な)きさえずり歌うとき、あるいは、松の繁る険(けわ)しい山の頂(いただき)にワシが翼(つばさ)を伸びやかに広げて舞っているとき、そして野原に湖水に鶴が故郷目ざして長く移動しているとき、このような情景を見る人が、高みに憧(あこが)れ、前進していく感情を抱くということは、各人に生来備わっているものなのである』
人間に生来備わっているもの、すなわち自信、安定感、達成感、誇り、生きる喜び、信念、充実感、これらが一つになった独得の感情、あるいは心境、それが自己実現の姿といってさしつかえないでしょう。
そしてこのような自己実現とは、生理的にいえば大脳に生来与えられた諸脳力が、フルに効率よく発揮されている状態とみなすことができます。例えば、大脳の使用率3パーセントと言われるものを5パーセントに、あるいは10パーセントにすることができたとしたら、どんなに素晴らしいことでしょう。そうすることにより、あなた自身の自己実現がいっそう容易なものとなることはいわずと知れたことです。
「<速聴対応>脳力開発プログラム」は、このような人間本来の力を引き出すための、いうなれば方向性を持った力そのものなのです。脳力開発とは、つまるところ、このような自己実現に向けて、天賦(てんぷ)の脳力を最大限に引き出していくことと言ってよいでしょう。
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